診療科目
耳鼻咽喉科・アレルギー科(診断・治療・処置・処方)
★耳・鼻・喉の健康相談
★めまい・いびき・睡眠時無呼吸についての相談
★花粉症の相談や検査を実施しています。
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疾患について
みみ
外耳道炎、中耳炎、真珠腫、難聴、めまい、メニエール病、耳鳴り、耳あか、耳管狭窄症、外耳道異物、腫瘍、顔面神経麻痺・めまい・補聴器相談など
はな
アレルギー性鼻炎、花粉症、副鼻腔炎(急性・慢性)、鼻血、鼻内異物、嗅覚障害、鼻骨骨折、いびき・睡眠時無呼吸、腫瘍など
くち・のど
咽喉頭炎(急性・慢性)、扁桃炎(急性・慢性)、アデノイド、声帯ポリープ、声帯結節、口内炎、味覚障害、のどの異物、いびき・睡眠時無呼吸、腫瘍など
他
顔面神経麻痺/頸部リンパ節炎/おたふくかぜ/インフルエンザ・後遺症/新形コロナウイルス感染症・後遺症など
その他気になる症状などなんでもご相談ください。
検査
聴力検査・ファイバースコープ・X線撮影装置・鼻汁好酸球検査・アレルギー血液検査・中耳インピーダンス測定
めまい検査(平衡機能検査、眼振、動揺計、聴力検査など)
睡眠時無呼吸症候群の検査(スクリーニング検査、SAS簡易検査)
◎診察の際は必ず処置を行います。
内服薬の服用とともに、耳あかを取ったり、管を入れて鼻水をとったり薬液を吸入したりすることで効果的に治療を行うことができます。
◎耳垢とりも耳鼻科における大事な処置のひとつです!
気軽にご来院くださいませ。
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▼ 花粉症について
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春先の時期に「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」を中心とした鼻の症状に悩まされる方も多いかと思います。
「スギ」の花粉を原因物質(アレルゲン)として引き起こされる「スギ花粉症」です。「スギ」「ヒノキ」の花粉で症状が出現することは広く知られていますが、その他の草木の花粉でも症状がでることもあります。
いずれの「花粉症」も、種々の花粉に対して体質的に「アレルギー」を持つ人に症状が出ます。
体質に負うところが大きい病気ですから、体質が変化しない限り、症状は必ず出現すると考えられます。
症状が悪化する時期は、その花粉が飛散している時期だけですから、期間限定で治療ができます。ただし、症状の程度はその年の花粉の飛散状況(数、範囲など)患者の体調や気候条件などで大きく変化します。
症状が出現する以前、あるいは出現しても軽度な症状のうちに治療を開始すると、症状は重症化しません。(初期治療と言います)
また、「カゼ」をひいた後は、症状が増加したり、長期化する場合も少なくありません。
「カゼ」の原因になった「ウイルス」によりアレルギー炎症が増加したり、その后の「細菌(バイ菌)」の炎症が一緒になっていたりもすることもあります。
そのような場合は、耳鼻咽喉科医による診察、治療をおすすめします。
▼ 舌下免疫療法について
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アレルギー性鼻炎そのものを抑える治療法
そもそも免疫療法ってなに?
アレルギー性の病気はいずれもそうですが、その発症や症状の程度などは、患者さんの『体質』が大きく関係しています。「アレルギーの病気は、体質の病気」とも言えます。
そのため、体質が変わらない限り、病気は続きます。『花粉症』を含めた『アレルギー性鼻炎』も例外ではありません。ただし、一生毎日、治療が必要と言うわけでもありません。
しかし『アレルギー性鼻炎』の治療法の一つである免疫療法は、少し時間をかけて『体質』を変えて、病気そのものを抑える治療法です。『体質』が変わるので、他の治療法では得られない『治癒』となる可能性もあります。
当院では、『スギ花粉』と『ダニ』に対する『アレルギー性鼻炎』『舌下免疫療法』を施行しています。不快な鼻・眼症状や、面倒な内服治療から解放される可能性があります。
方法
舌の下にアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)の錠剤を投与します。
定められた時間のあいだは動かしたり吐き出したりせず、その後飲み込みます。
すぐに効果が出るわけではありませんが、アレルゲンを少しずつ摂取することで体質そのものを変化させます。
『スギ花粉』『ダニ』といったアレルゲンに反応しない身体を作り出していくのです。
効果
・不快な鼻症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど)の改善
・眼の症状(かゆみなど)の改善
・内服治療の軽減
副作用
・口内炎、舌の下の炎症
・のどのかゆみ
・ショック
・アナフィラキシー
ご使用の前は医師に相談し、使用方法は必ず守ってください。
備考
ダニアレルギー用の舌下免疫療法もございます。
詳しくはご相談ください。
▼ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)について
▼ 『インフルエンザ』や『新型コロナウイルス感染症』の後遺症について
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要点
(1)新型コロナウイルス感染症においては、病後にも症状が続く症例があり、『後遺症』と呼ばれている。
(2)『風邪』や『インフルエンザ』においても同様の症状が出現することもあり、多くは『合併症』や『続発症』によるものと考えられる。
(3)『急性鼻副鼻腔炎』や『急性咽喉頭炎』が多く、耳の症状や全身症状が出現する場合もある。抗生薬の使用などの適切な治療が必要となる。
(4)『新型コロナウイルス感染症』の『後遺症』においても早期治療が望まれる。
『後遺症』の程度は、呼吸困難などの重篤な症状から比較的軽度の症状まで様々ですが、軽度の『後遺症』は一般的な『風邪』や『インフルエンザ』でも出現します。決して珍しい経過ではありません。
(1)長引く鼻、喉、咳などの症状
『風邪』や『インフルエンザ』『新型コロナウイルス感染症』などのウイルスによる感染症は、いずれも患者さんの持っている『抵抗力』(免疫)で治していく病気です。限られた『治療薬』はありますが、あくまでもウイルスの活動を弱める効果が主です。『抗体』というものを患者自体の体内でつくり、それでウイルスを倒して終わりです。それに要する時間が自然経過として、だいたい分かっています。『風邪』の場合は発症後3日から7日、『インフルエンザ』の場合は7日間程です。
人間の鼻や喉を覆う粘膜には、数の多少はありますが、いつも細菌(バイキン)が付いています。即ち我々は、粘膜にいつも細菌を飼って暮らしている生活をしています。多くの『細菌』の力は弱く、人間の持つ『抵抗力』(免疫)で、常に『監視』され『統制』されています。そのため通常は症状のない生活が送れるのですが、『風邪』や『インフルエンザ』にり患すると『抵抗力』が落ちて『監視』の目が甘くなり『統制』も緩くなります。そうなると相対的に『細菌』の力が勝ることになります。加えて、炎症で傷ついた粘膜は『細菌』たちの温床になります。
そこから炎症の症状が出てきます。通常は鼻や喉の症状、咳(軽度)や微熱などの症状が多く、これだけでは『ウイルス』か『細菌』によるものかを鑑別することは困難です。参考になるのが経過です。
これらの症状が2週間以上も続くことは、『風邪』や『インフルエンザ』ではあり得ません。『細菌』による炎症、『急性鼻副鼻腔炎』や『急性咽喉頭炎』です。『細菌』による炎症ですから、その『細菌』を抑える抗生薬による治療が必要です。
(2)熱や倦怠感などの全身症状
『風邪』や『インフルエンザ』のひどい症状は落ち着くも、ダラダラと続く微熱や突発的な高熱、倦怠感などの全身症状が、散発的に出たり続いたりすることもあります。特に鼻と喉との境界(喉の上、鼻の一番奥)に位置する『上咽頭』(鼻咽頭)に炎症が及ぶと、この全身性の症状が出易くなります。ここはリンパの流れが豊富な所で、このリンパの流れにより全身性の症状が出ます。さらに扁桃腺(『口蓋扁桃』)に炎症が及べば、更なる発熱や倦怠感が出て症状は増悪します。
一方で、このリンパの流れが首スジ(側頚部)の『腫れ』と『痛み』となります。首のリンパ節の炎症『頚部リンパ節炎』で、そこから熱を発するもあります。いずれも強力な炎症を抑える治療が、必要です。
(3)耳の症状
耳の奥(中耳)と鼻とは『耳管』という管でつながっています。その出口は『上咽頭』に口を開けています。『耳管』の主な働きは、中耳と外気との気圧差を調節することです。前記の『急性鼻副鼻腔炎』や『急性咽喉頭炎』が起きますと、この『耳管』の通り加減がおかしくなります。(耳管機能障害)
その結果、中耳の気圧の調節がうまく働かなくなり、様々な耳の症状が出現します。主なものは、耳閉感(耳のつまった感じ)、難聴、耳鳴り、自声強聴(自分の声などが響いて耳障りに聞こえる)などです。軽度のめまい症状(ふらつき等)との関連も考えられています。『耳管狭窄症』とも呼ばれることが多い『耳管機能不全症』です。
この耳管機能障害の状態が続くと、やがて中耳内に水(滲出液)が溜まり更なる耳症状の増悪となります。『滲出性中耳炎』という状態で、通常は痛みや発熱を伴わない中耳炎です。
また耳管から中耳に炎症が入り込み、直接炎症が引き起こされることもあります。こちらは『急性化膿性中耳炎』です。耳痛や発熱などの炎症症状が出るが多いのですが、軽症の場合はこれらの症状がなく、聞こえの症状だけの場合もあります。
明らかな鼻や喉の症状があって耳の症状があるときは、関連も疑い易いのですが、時に鼻や喉の症状がなくても耳の症状が出現することもあります。いずれも「鼻が悪いが故の、耳の症状。」とも言うべき病態です。そのため「鼻がよくならないと、耳はよくならない。」なのです。
『急性鼻副鼻腔炎』や『急性咽喉頭炎』からの耳の症状ですから、こちらの治療が必要です。
(4)嗅覚障害、味覚障害
『嗅覚障害』や『味覚障害』も、『風邪』や『インフルエンザ』の病中や病後でも出現しうる症状です。『におい』が分かりづらいと『風味』が失われ、味も分かりづらくなります。『におい成分』が鼻の中の『嗅粘膜』というところに達して、電気信号化され『嗅神経』で脳に伝わり、我々は『におい』として認識できます。『におい成分が鼻に入っていかない』『嗅粘膜がおかしくなる』『神経系がおかしくなる』などの理由で『嗅覚障害』は生じます。
多くは、前述の『急性鼻副鼻腔炎』による『鼻づまり』よることが多いようです。しかし、COVID-19のような鼻症状がない『嗅覚障害』も、時に起こります。ウイルスが直接、粘膜や神経系を傷害して症状を生じさせているのかもしれません。炎症で生じている場合は炎症を抑える治療が必要になりますし、神経賦活薬(神経を元気にする薬)やビタミン薬(元気にするのに必要)、漢方薬などを服用することもあります。また強い作用のある『ステロイド』という成分を、服用したり点鼻したりすることもあります。
以上、『風邪』と『インフルエンザ』の四つの『後遺症』について、私なりに述べました。あえて言わせてもらえれば『後遺症』の多くは、元々の病気に関連した『合併症』や『続発症』と呼ぶべきものではと思います。多くの場合は治療により軽快となります。
一方で、COVID-19に関しては未だ不明のことも多く、今までのウイルスと『新型コロナウイルス』とは根本的に違う、との主張もあります。『後遺症』と呼ぶべき存在が実際にあるのかもしれません。しかし、見聞きした症状から『合併症』や『続発症』では、と思う場合もあります。
『後遺症』の解明と治療もこれからですが、悩まれている方々の一日も早い回復を祈念しております。
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神崎耳鼻咽喉科医院
院長・理事長 神﨑 祐一 (日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科専門医)
医師 神﨑 龍祐 (日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科専門医)
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